ラビュMEMO 温泉編 1日目 No2
◆ユウ
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全裸のままふたりで畳に寝転ぶ
火照った身体が段々冷えてきた
土産屋にこれから行かれるかラビが聞いてきた
そのつもりだったのに中断させたのは誰だよとデコピンしてやったぜ
情事の後は身体が少し気だるいが、
俺達は支度をして、出かけることにした
◇ラビたん
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宿を出て坂を下って5分ほど行くと本当に土産屋が何軒かあった
でも途中はだ~れもいなくって、俺達ふたりだけさ
ユウは髪を結わずにいたから、サラサラと肩でゆれる髪が綺麗さ
オレはユウの手を握ったまま自分のコートのポケットに手を突っ込んだ
「寒くない?」って聞いたら「湯たんぽがいるから大丈夫だ」だって。
オレってそんなにアツクルシイ男なんさ?
土産屋の中は華やかで、見てて楽しかったさv
ユウが店の奥から何か持ってきた。
「お揃いで使うぞ」
よく見ると箸さ。うさぎの柄と猫柄の・・・
「さっき蕎麦食った時のお前の箸の持ち方ねぇよ。帰ったら教えてやっから」
ユウとおそろいなら箸でもなんでもいいさvv
◆ユウ
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土産物屋を一通り見た後、このまま宿に戻るのもつまらないからと
俺達は散歩してから戻る事にした。
人とすれちがう事のないけもの道なんか任務の時はしょっちゅう通るのに
今は空気が美味しく感じる
ラビの奴が任務中に起こった事なんかを話してくれておもしろかったぜ。
陽も傾いてきたし、コイツの腹の虫も鳴り出したから
宿に戻る事にした
◇ ラビたん
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まってましたのメシの時間!
でも、てっきり夏の時みたいに食堂みたいなトコに食べに行くのかと思っていたら
部屋に仲居さんが運んでくれたんさ!
小さいコンロを食卓の上に置き、その上に土鍋っヤツを置く
出汁を入れた後、食材を入れ蓋をする
その他の料理を食卓に並べ終えると、その仲居さんは
ユウの方をみて「あとはお願いしますね」って言ってた
オレじゃきっとわかんねーと思ったんさ
ユウは分りましたといった後、「すみませんがコイツにフォークをお願いします」って!
仲居さんはニッコリオレの方をみて「外人さんですもんね。すぐお持ちします」
ホントにすぐお持ちしてくれたけど・・・オレ・・・ガ・イ・ジ・ン?・・・って何?
ユウに教わりながら「ナベ料理」を食べた
美味しくてほっぺが落ちそうだったさvv
◆ユウ
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鍋料理をフォークで食ってるラビはてんで子供のように見える
本当に美味そうに食うんだよな
そして珍しく眼帯を外している
上手く髪で隠れているからいいけど、仲居さんが部屋に入ってくると思わなかったらしく
ちょっと慌ててるトコがこっけいだったな
食堂に食べに行くのもいいけど、こうして部屋で食うとのんびりできる
湯気の向こうにオレの大好きな笑顔があるしな
しかし・・・コイツよく食うな・・・
もう飯櫃がからっぽだよ
まぁ、昼が蕎麦だったから、コイツには物足んなかったのかもな・・・
◇ ラビたん
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腹もいっぱいになってさぁ温泉っ!って思ったけど
食事直後の入浴はなるべく避けた方がいいとユウが言うんさ
だから、1時間くらいしたら行こうというので、
明日何処を見学してから帰ろうか考える事にしたんさ
部屋の窓際に小さいテーブルと椅子が2脚あるから、オレはその椅子にすわって
ガイドブックとにらめっこさ
しばらくしたら、ごろんところがってTVをぼーっと見ていたユウが
「何してんだ?」って言いながらオレの膝をまたいで腰を下ろしてきたんさっ!
あ、あ、あ・・・・浴衣から覗くユウの白い太腿が・・・・
ユウちゃん!大胆さっ!
おまけにユウのしなやかな指がオレの浴衣の胸合わせから入り込んできた!
オレの胸を撫でながらユウはとろんとした眼差しでオレを見てる
あのさ・・・あのさ・・・どうしたらいいの????
あわあわしてたら、ユウに唇を塞がれたさっ!
◆ユウ
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最近俺からラビを誘う事が多くなった気がする
俺から誘うと何故だかラビのヤツは驚きがかくせなくて慌ててる様子になる
それが結構おもしろかったるするんだが、
いつの間にかアイツのペースになってるんだよな・・・
ちょっと悔しい気もするが、身体を任せてしまうのも
やっぱりコイツに惚れてるからなんだろうな
それにコイツの前では俺の身体は正直すぎて・・・・
◇ラビたん
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ユウからの誘いにビックリ!
激しくキスをせがむユウと唇を合わせながら、オレの手はユウの浴衣を捲り上げていた
驚いた事にユウったら下着をつけてないんさ!
それにオレの膝はかなりユウの体液で濡れている
ユウの入口に指を当てると、すでにひくついてやわらかい。
ユウったら・・・どうしたんさ?
ユウの中に指を入れると喘ぎながらユウは言うんさ
「早く・・・早く入って・・・こいよ・・・」
あのさ~いやらしさ全開じゃん!
オレの息子もユウの指先でビンビンさvv
オレは少し身体をズラし、ユウを抱き上げるようにし、ちゃんとオレの上に
座らせる形にした
その後ユウはオレの息子を優しく手で包み、自分の入口に当て
すこしずつ腰を下ろすように中へ入れていった
ユウの中は締まっていてスッゲー熱い・・・ あぁぁ・・・
思わずオレ・・・声が出ちゃったさ・・・
◆ユウ
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俺の誘いに答えるようにラビのヤツもかなり熱くなっていた
コイツと繋がってると思うと胸の中から自分の気持ちが衝動する
これ以上離れる事なんかないのに、もっともっと触れていたい
こんな気持ちにさせるコイツが憎らしくてたまんねぇ
くそっ!お前と会わなきゃこんな辛い気持ちにならなくて済んだのに・・・
人を想う気持ちってこんなにも大変なモノだとは思っていなかったな
もっともっと独り占めしたくなるなんて
俺らしくねぇぜ・・・
◇ラビたん
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オレの膝の上でぐったりしてるユウにもう寝る?って聞いたら
温泉に行こうと言ってきた
温泉の種類はいくつかあるから、今度は家族風呂でも露天にしようと
言う事になった。
脱衣場から入るといきなり外!岩がごつごつさっ!
あんなにぐったりしてたのに、ユウったらさっさと湯につかっちゃった!
後に続いて入ると・・・うわぁ~結構熱いさ・・・
「初めだけだよ すぐ慣れる」ってユウはまた笑ってるさ・・・
熱いの我慢してユウの隣りに行ったら、ユウが手を繋いでくれたんさ
そらは満天の星がすっげー綺麗!
繋いでいた手をユウは力強く握ってきたからユウの方を向くと
ユウもオレを見てたさ
「どうしたさ?」
ユウは何も答えずただニッコリしてからまた夜空を仰いだ
なんだかとっても愛くるしくって、オレも繋いでる手を握り返したさv
◆ユウ
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満天の星を見て思った
人の数も、出会いもこの星の数程あるのに
その中でコイツと出合ってこうして思いが通じているなんて
凄い事だと思った。
確率からみても本当に奇跡に近いんじゃねーか?
なんだかそう思うと、考え深いものがある
しばらくふたりで黙って夜空を見上げてたが
ラビが俺の名を呼んだんで、ラビの方を向いたら
大好きな笑顔があった
その笑顔が近付いてきてキスをねだられた
笑顔の次にこのキスが好きだ
◇ラビたん
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大分温まったんで、軽く身体と髪を洗いオレたちは部屋に戻った
今回はユウが風呂場でおとなしくってちょっと心配だったな・・・
まぁこの岩ごつごつでお湯のかけっことかしても足元あぶねーもんな
でも、部屋に戻って時計を見ると11時近いさ
うわぁ~明日はどうしようかな・・・まだ計画途中さ・・・
「布団ひくぞ」
ユウが押入れから布団を取り出して畳にひきはじめた
オレも手伝ったけど、シーツをどうしていいのかわかんないさ!
ユウは手馴れたもんで布団に上手くシーツを巻いていく
でも、ごめん・・・手伝うつもりがユウを後ろから抱きしめてた
オレらはそのまま布団の上に転がり、オレはユウに覆いかぶさって
沢山キスしたさ。ユウの頬に、唇に、身体中に、ユウ自身に・・・
ユウも強くオレを抱きしめてきてくれた
ユウ・・・愛してるよ・・・
◆ユウ
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なんだか温泉旅行に来たんだか、コイツと繋がりにきたんだか
よく分らなくなってきたぜ
ラビは俺の体中にキスをした後こう言った
「たまにはオレの中に入ってみる?」
そういえばコイツの中に入ったことってなかったよな・・・
でも俺の返事を待たずにラビは俺の手を掴んで自分の入口に当てた
「やわらかくしてくれないとだめさ」
ラビがいつも俺にしてくれてるようにゆっくりと指を動かしてみた
そっとラビの入口に指を入れていくと、ラビは身体をくねらせ声をもらした
その声が今までにないなまめかしい声で、ぞくっとしたぜ
ラビが腰をゆっくりと動かしてきたから、指をもっと這わせてみたら
少しずつ濡れてきて、だんだんと入口がやわらかくなってきた
「ユウ、もういいよ」というと、ラビは俺自身を掴んで
自分の入口にゆっくりと入れ始めた
コイツの中があんまり熱くて俺はラビの腕を思いっきりつかんだ
◇ラビたん
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ユウが初めてオレの中に入ってきた
なんだかすっごく嬉しくて嬉しくてvv
「ユウ?気持ちいいい?」って聞いたらすっごく喘いで腰を動かしてる
そしてそのしなやかな指は俺自身の先端をなで上げてる
オレ、ユウをメチャクチャにしてやりたくなった。もうたまんないさっ!
ユウの動かす腰の動きに合わせてもっともっと動いてあげたんさ
ユウに馬乗りになってるから本当に乗馬みたいさ(笑)
それでもユウに先にイカれたらつまんないから
そこは上手くコントロールさっ!
それでもユウは「もうだめ!」ってオレにしがみついてくる
ユウの感じてる顔・・・・かなりヤバイさ・・・
◆ユウ
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ラビと何度も身体を重ねてきたが、コイツの中でイッたのは初めてだ
ちょっと感激したな
でも、俺よりもラビのヤツの方が感激していて驚いた
「ねぇ。ここなんとかして」
ラビは自分自身を俺の眼の前に向けてきたから
俺はゆっくりとそれを口に入れ、ラビの先端を舌でころがした
「今度はオレがユウの中でイクさ」
そう言って俺を四つん這いにさせて、俺の腰を自分に引き寄せ
俺の入口に舌を這わせたあとゆっくりと入ってきた
呼吸がかなり荒いが、大丈夫か?
それにあのなまめかしい声を出しまくっていて
いつものラビと違っていた。
それはそれで俺もかなり熱くなったがな・・・
コイツってこんなに色っぽかったのかと困惑したが
こんな表情は俺の前だけにしてほしいと微かに思った自分が
恥ずかしかった・・・
◇ ラビたん
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今日のユウは本当に最高だったさvv
オレ、呼吸困難になるかと思ったもん。このままユウと繋がったまま
死んでもいいと思ったさ
せっかくユウが綺麗に敷いてくれたシーツがクシャクシャになっちゃった・・・
それにユウをメチャクチャにするつもりが
自分がメチャクチャになった感じさ(笑)
オレの腕枕でトロンとした眼差しでオレを見てるユウ
そんなユウを抱きしめながらオレは深い眠りに吸い込まれたさ・・・